春でも花火 |
福岡県の花火メーカー、筒井時正玩具花火製造所の多彩な花火です。

現在、国産の線香花火は全国でも3社しかありません。
こちらの製造所はそのうちの1件。
安価な中国産の線香花火におされ、消えかけていた国産の線香花火。
それでも国産の線香花火がいい!という理由は火花の美しさ。
火玉が大きく、火花は4段階に変化します。
「牡丹」・「松葉」・「柳」・「散り菊」これは国産の線香花火の特徴です。
しかも「西の線香花火」「東の線香花火」の2種類あります。

もともと線香花火はワラスボの先に火薬を付け、それを香炉に立てて火をつけて遊んでいたことが、始まりだと言われています。
米作りが盛んな関西地方には ワラが豊富にあったため、このスボ手牡丹は関西地方を中心に親しまれてきました。
そして国内でこのタイプの線香花火を作っているのは全国でもこの製造所だけなんだそう。
こうして出来上がるスボ手牡丹は関西地方で主流の線香花火ですが、ほとんど流通していないため今では希少な存在となっています。
遊び方も紙のタイプの長手牡丹と違い斜め上を向けて遊びます。
“風があった方がきれいに咲く”という線香花火の常識を覆す西の線香花火です。
あと、東の長手牡丹のほうが火のもちがいいそうなのでその辺はお好みで。
価格:各500yen+TAX(15本入り)

「和火」と「洋火」
和火は、江戸時代に国内で手に入る材料だけで作られていた花火のこと。
火の色は赤橙色のみ。木炭の素朴な光が魅力の花火です。
明治維新後に外国から輸入された発光剤 や彩色光剤 を使用し、様々な色を表現することが可能になった花火のこと。
鮮やかな光を放ちます。
価格:200yen+TAX(和火),150yen+TAX(洋火)
和火を使用したユニークな花火もあります。

クジラが潮を吹くように火花を吹き上げます。
価格:430yen+TAX

炎を吹きながら体をくねらせて空を舞う龍を表現しています。
価格:380yen+TAX
龍は勇ましいお顔が描いてありますよ。

もうすぐゴールデンウィークですからね。
家族やお友達が集まった時なんかにちょっとだけ楽しむ、なんてのも楽しいですよ。